そんなに悩むくらいなら転職すればって言ってもらいたい

就職難と叫ばれている時に大学を卒業して、やっとひろってもらえた会社に就職してもう4年目に突入する。こんな自分を雇ってくれた会社なのだからありがたいと、贅沢は言わないと誓って頑張ってきたが、会社に慣れ仕事に慣れてくると、やはり色々な思いが巡ってくる。


だいたい決まった時間に出社をし、同じ仕事をしている先輩、同僚、後輩たちにも朝の挨拶をして、女性社員がいれてくれたお茶を飲みながら午前中の仕事の準備を始める。社内はとても良い雰囲気で、先ほどお茶を入れてくれた女性社員も、仕事だから嫌々やっているのではない。自ら社内の雰囲気を良くしようとお茶を入れてくれているのだ。人間関係や待遇が悪くてブラック企業などといわれるような会社に勤めている人に比べれば自分はとても恵まれているのだとわかる。



しかし、このままでいいのだろうかという自問自答が頭をもたげる。大学でせっかく学んだ知識を全く活かせていない。目指していた資格取得を実現しても、活かせる場所がない。何より自分が今この場に居なくても、誰かが代わりにやってくれることで、まるで問題なく片付いてしまう仕事だ。責任感は特にいらず、やり甲斐というものもない。ただ日々のルーティーンワークをこなして生きているだけである。

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安定しているがこのまま平凡で終わってしまっていいのかと、自分の中の男が声をあげる。学生時代から付き合っている彼女に打ち明けてみようか。そんなに悩むくらいなら転職すればって言ってもらいたい。しかしきっと、それはダメだろう。就職活動であれだけ苦労していたことを知っている彼女だけに、転職なんて反対するに決まっている。踏み出す勇気が欲しいのだが。